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ボアコンストリクターは比較的性質も温和! 基本情報と飼育方法

今回は、ボアコンストリクターの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ボアコンストリクターの一般的な特徴として尾が赤く、背中のリング状の斑紋の中央部が突出。基本的に、幅広い環境に生息しており、地上性ですが飼育下では立体行動も活発に行います。

執筆者:星野 一三雄

ボアコンストリクターの基本情報

ボアコンストリクターの基本情報と飼育方法

写真提供:レプタイルストア ガラパゴス

ボアコンストリクター
学 名Boa constrictor constrictor別 名:アマゾンボア、レッドテールボア、アカオボア英 名:Red-tail Boa分 布:南米中西部(ブラジル、コロンビア、スリナム、ガイアナ、ペルー、エクアドル、ボリビア、エクアドルなど)全 長:2~3m 最大5m

いわゆる「ボアコン」の通称で知られる南米に広く分布するボア・コンストリクターBoa constrictorの基亜種です。分布が広いため分類が混沌としていますが、一般的には以下のように6つの亜種に分けられています。

本亜種はさらにいくつかの亜種に分けられる場合があるなど、地域や個体による斑紋や色彩に差が見られますが、一般的な特徴として尾が赤く、背中のリング状の斑紋(Bat-Mark、バットマンマーク)の中央部が突出(widows-peak)します。

基本的に、幅広い環境に生息しており、地上性ですが飼育下では立体行動も活発に行います。

40~50cmほどの幼蛇を20匹以上産む胎生です。

比較的性質も温和な個体も多く、美しいし、何よりアメリカで多数のCBが作出されているためボアの中では、もっとも飼育に適していると考えられます。ただし、一般の方から見れば人間に危害を加えることができる大蛇以外の何者でもありません。事実、残念ながら日本でも人をケガさせてしまった事案が起きてしまいました。飼育の際には必ず許可を受けましょう。

動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要です。CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
 

ボアコンストリクターの飼育方法

飼育容器
サイズに合わせてプラケース・衣装ケース・爬虫類専用ケースなどを使う。地表性なので高さは必要ない。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。特定動物に指定されているので、施行規則に則った飼育施設が必要です。

温度
昼はホットスポットを32℃くらいにし、その他の場所は最低26℃程度に。夜間は24~27℃程度に保温する。

照明
ホットスポットのみ

床材
新聞紙やクッキングペーパーで良い。

容器内レイアウト
大きめの水容器を設置する。シェルターはあった方がよい。幼蛇の場合は登り木と水苔入れたりしたウェットシェルターを設置する。


大きさに合わせたマウス。冷凍を解凍したものでよい。

基本的な世話
  • 幼体時は高温多湿にする
  • 水は毎日交換する
  • 大きすぎる餌による吐き戻しに注意する
  • など
※「飼育の基本情報」は海外サイトおよび「大蛇世界(マリン企画)」を参考にしました。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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