たとえば、業務とは無関係のウェブ関連資格が取りたい、と思ったら、普段の自分の業務のどこをウェブと絡められるかを考えることが必要。
●ある営業マンAさんのケース
・ルートセールス業務を5年経験してきたAさん ・自分のスキルの幅を広げたいと思っている ・趣味の「ホームページ作り」をもっとプロっぽくしたいと思った ・ただし個人的に勉強したり、資格を取ったりする時間も費用もない ・そこで「セールス先の情報、営業日報、営業マンのノウハウ共有をホームページを使って行う」企画を上司に提案 ・もちろん、Aさん自身がスキルアップし、ホームページを作る役目を引き受ける企画案 ・「業務上必要なスキルアップ」であるとして、上司の許可を得、同僚にも公式に認められ、部署の教育訓練費を使って「○○」の資格を取得 ・仕事では得たスキルを活かして役に立つホームページを作り、効率化に貢献 ・一方、趣味で作るホームページも、プロ並みの上質さに |
もちろん、こんなにとんとん拍子で進むとは限りませんが、極言すれば、「はったり」と「こじつけ」。いかにメリットを売り込めるかが最大のポイントと言えます。そして、もうひとつの注意点、それは・・・・
▼注意!会社のお金を使うならアフターケアは不可欠
Aさんのようなケースで注意しなければいけないのは、周囲から「なぜアイツだけ・・・」とならないような工夫をすることです。
せっかく念願の資格を取得しても、職場での立場が悪くなってしまうのでは元も子もありません。これを防ぐためには、得たスキル、ノウハウを積極的に周囲に還元することが大切です。
たとえば、Aさんのケースで言うなら
・営業だけでなく、他の部署の社内情報共有のためのホームページ作りも積極的にお手伝い ・基本的なタグの書き方などを人に教えることで自分の知識も確かなものに ・その結果、周囲の人が「そのテーマならあの人に聞けば・・・」と自分を指名してくれれば最高 |
という具合に、結果的に自分自身の更なるスキルアップにつなげてしまえれば尚可。
ちなみにAさんが、このスキルをより深めて、「情報処理関連の資格やインストラクターの資格も取ってみようか」と思えば、それをきっかけに、新しいキャリアが開けてくるなんてことも。
→それでもだめなら、こんな手も・・・「番外編」は次ページで紹介します!