現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住76歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(73歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:580万円
現在の資産:預貯金630万円、リスク資産420万円
これまでの年金加入期間:国民年金470カ月、厚生年金470カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約5万円(繰り上げ受給と推察)老齢厚生年金(厚生年金):8万3200円(繰り上げ受給と推察)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:国民年金30万円、個人年金保険30万円(いずれも年額)
「年金額で足りている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「子育ても終わっているし、ローンの返済も終わっているのでそこまで大きなお金がかかることもないから年金額で足りている」と語っています。
ひと月の支出は約「11万円」。年金だけで「1~2回足りない月がある」と回答されています。
「必要ないと思うものは基本的に買わない」
年金で足りない支出については「アルバイトの収入で補填(ほてん)する」という投稿者。年金以外に「週2回程度、病院の清掃員の仕事」の収入があると言います。
年金生活においては「自動車ではなく公共交通機関を利用する。外食を控える。お菓子など必要ないと思うものは基本的に買わない」と節約を心掛けている様子です。
「ヨーロッパなどに若いうちに行っておけばよかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「海外旅行。特にヨーロッパなど移動が大変なところには、若いうちに行っておけばよかった。透析をしているため、飛行機に乗れない健康状態になってしまった。現役時代にお金と時間を理由に海外旅行に行かなかったのは、良くなかったと後悔している」と回答。今の生活での不安については「突然の医療費が発生した場合に、金銭が足りなくなるかもしれないという不安は常にある」とコメント。
いっぽうで「妻と一緒に電車に乗って、近場に1泊旅行に行くこと」が今の生活の楽しみと語られていました。
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