1:+d「Pli」1100円
まずは、+d「Pli(プリ)」です。フック型のピンなのですが、これ、壁に刺すと、なんと耐荷重約1kgのフックになります。見た目は、本当に虫ピンを曲げただけなのですが、実際、我が家では、このピンのおかげで壁にウクレレをつり下げたり、額装した絵を飾ったりと、壁面をとても有効に、かつ自由に使えるようになりました。 ピンですから、抜いても画びょうを刺した跡くらいの穴しか開きません。なので、試行錯誤も遠慮なく行えます。ポスターを貼るにも、直接ポスターに画びょうなどで穴を開けるより、パネルにしてつり下げるほうが、壁にもポスターにも破損が少ないので、本当に助かっています。
しかも、フック自体が目立たないので、まるで壁にそのまま張り付いているように見えるのもうれしいポイント。
【機能の詳細や、開発経緯などは以下の記事へ】
直径0.8mmの極細ピンが“耐荷重1kg”という衝撃! 空スペースに好きなものを掛けられる「Pli」の秘密
2:トンボ鉛筆「モノワーク 限定色フルブラック」792円
2024年も、たくさんの素晴らしい筆記具が発売されました。記事でもさまざま新製品を取り上げましたし、実際、ゼブラ「ブレン4+S」の0.7mmは常にカバンの中に入れて持ち歩いています。普段遣いの三菱鉛筆「ジェットストリーム」の0.5mmタイプのリフィルは、「ライトタッチインク」に入れ替えました。そんな中でも、最も多く手に取ったのが、トンボ鉛筆の1.3mmシャープペンシル「モノワーク」です。 「モノワーク 限定色フルブラック」のデザインがとても気に入ってしまったというのもあるのですが、芯径1.3mmで、濃さBの芯の鉛筆よりもなんだか柔らかいタッチに感じる書き味が、本当に気持ちよく、ちょっとしたメモやアイデアラフなど、プライベートな場での手書きは、ほとんど「モノワーク」で書いています。
消しゴムが使いやすいのもポイントで、ラフや伝言メモには、今や欠かせない筆記具になっています。
【機能の詳細や、開発経緯などは以下の記事へ】
細字ブームの中あえて太字シャープペンを出したのはなぜ? トンボ鉛筆の新作「モノワーク」の開発秘話
3:ミドリ「ボックスカッター」1430円
ミドリ「ボックスカッター」1430円(税込)。色は写真のカーキのほかに、黒、ベージュがある。本体サイズ:H41×W60×D19.5mm。マグネット付きで玄関ドアなどに貼り付けられる。替刃は1枚638円(税込)
この「ボックスカッター」は、「ダンボールカッター」ですでに十分実力を証明済みのセラミック刃を使って、ダンボール箱の開梱に加え、ダンボール箱のサイズを変更したり、牛乳パックなどを解体するなどの使い方も可能にした製品なのです。 刃はスライダーを押し下げて出すのですが、少しの力で刃が出るし、基本的に箱などに押し当てて使うから、作業に力が要りません。
さらに、箱の角に当てて切れるようになったので、テープの短辺部分が切りやすくなりました。箱の解体や、サイズ変更が楽にできるのも、この「角に当てて切る」ができるようになったから。
イベントなどで大きな荷物を送って、帰りは中身が減って箱がスカスカになるという場合でも、これ一つ持っていけば、開梱から箱のリサイズまでできてしまうわけで、もっと早くほしかったと思うと同時に、たった数日でも相当便利に使ってしまったので、今年のベストバイ入りも決定したというわけです。
【番外編】
おまけというか、文具以外で、筆者が今年買って最も重宝したのが、旭工業(あやせものづくり研究会)の「Sumi Kome」(5万9400円)。お米2合が、レベル違いにおいしく、しかも簡単に炊けてしまうカーボングラファイト(炭素)製の鍋です。保温はできませんが、吸水させた約2合のお米を、加熱10分、蒸らし10分で炊けますから、毎日おいしい炭火炊きのご飯を食べています。価格だけ見ると高く感じるかもしれませんが、高級電気炊飯器と比べれば安いものです。ぜひ、お試しを。