実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:65歳男性同居家族構成:本人、妻(52歳)、子ども(14歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の職業:会社役員
リタイア前の年収:不明
現在の金融資産:預貯金2億円、リスク資産1億円
現役時代に加入していた年金の種類と加入年数:厚生年金39年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(受給年齢を繰り下げ)老齢厚生年金(厚生年金):14万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):フランス年金15万円
年金以外の収入:なし
配偶者の収入:なし
ひと月の支出:約45万円
「お金の不安は一切感じていない」
現在、およそ預貯金2億円、リスク資産1億円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。
その理由として、「余り気味の貯蓄ではあるが、少なくとも老後の金銭的な不安感は一切感じずにすんでいるから」と語っています。
「老後資金は5000万円あれば十分」
現役時代は、老後資金として「1億円」貯めたいと考えていたそう。「まぁ、それくらいあれば老後の経済的不安はなしとすることができると考えていたから。まずはしっかり働き、基本的にそれをきちんと、低金利でも貯蓄してきた」と振り返ります。
しかし実際のところ、老後資金は「5000万円」ほどで十分だったと感じているとのこと。
「まぁ、正直貯めすぎた感はあるが、しっかり働き、普通に生活してきたわけなので後悔は一切ない」とあります。
「健康を維持することが最も経済的」
今の生活については「非常に満足している」と投稿者。「とにかく経済的不安がないこと。その一環として家族全員の健康面でも懸念がないこと。健康でいつづけることが最も経済的なので、やむを得ない病気は別として、自己管理で防げる病気、けがはしないようにしています」とその理由を語ります。
老後資金に不安を感じている現役世代には、「若い時はとにかくしっかり、集中して、よく働き、勉強し、そして、稼いでください。自由な働き方はもう少し年を取ってからでも十分できるし、それで人生十二分に楽しめます。投資云々以前にまずはある程度の原資(貯金)は必要です」とアドバイスされていました。
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