「重大事故につながるため、絶対にやめてください」“電動キックボード”の危険走行に首都高が注意喚起

首都高速道路（以下、首都高）の道路交通情報を発信する公式X（旧Twitter）アカウントの投稿が話題を集めている。電動キックボードによる危険運転が社会問題となる中、今回は首都高速3号渋谷線で進入が確認されたとのこと。首都高では映像を公開し、警鐘を鳴らしている。
 

3号渋谷線を電動キックボードが不法走行

首都高は「これは12月に3号渋谷線で発生した電動キックボードによる不法立入の映像です」とコメントして、当時の様子を記録した映像を公開。電動キックボードの利用者が、渋谷入口から本線へ進入し左右にふらつきながら走行。その横を大型トラックが通り過ぎる姿が映されている。

電動キックボード（特定小型原動機付自転車）は最高速度が時速20キロ以下で、運転免許は不要。原則、車道を走行する必要があるが、高速道路は走行禁止である。

同アカウントでは「幸いにも後続車が電動キックボードの存在に気づき、重大事故には至りませんでした」「命に関わる重大事故につながるため、絶対にやめてください」と、電動キックボードの利用者に注意を促した。

この投稿にSNSユーザーからは「これ明らかに違法でしょ」「電動キックボード利用者は、少なくとも原付免許取得を義務付けるべきじゃないか」「こんな事態まで起きているのに、まだ重大な事故が少ないのが逆にすごい」「間違えて進入しちゃったのかな」といったコメントが見られた。
 

高速道路へ誤って進入したら「＃9910」

首都高は、誤って高速道路に進入した場合には「すぐに安全な場所に避難し、道路緊急ダイヤル＃9910または110番へ通報してください」とコメント。

最後に「通行が禁止されている乗り物での故意による不法立入り・悪質な走行が認められた場合には、警察に相談させていただきます」とつづった。利用される際には、交通ルールに則った運転を。

＜参考＞
首都高 公式X
※コメントは原文ママ

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