SNSの過剰な利用が問題に
2024年11月、オーストラリアの議会で、16歳未満の子どもがSNSを利用することを禁止する法案が可決されました。SNSの運営会社に対し、16歳未満の子どもがSNSを利用できないような措置を講じるよう義務付けるもので、違反した場合は最大で4950万オーストラリアドル(約49億円)の罰金が科されます。昨今、SNSの過剰な利用による睡眠不足や勉強時間の減少、SNSを通したいじめや性被害などの悪影響が指摘されています。これは未成年者だけの問題ではなく、成人であっても自身の過剰なSNS利用に気付きながら、ついついSNSに長い時間を費やしてしまう人は多いのではないでしょうか。
SNS自体は利便性があり、社会において重要な役割を果たしていることは確かです。しかし、何事も度が過ぎれば有害なものになってしまいます。
「SNS断ち」の方法とは?
「SNS断ち(SNSデトックス)しました」という人の声を聴くと、- SNSアプリを消す
- SNSアプリをホーム画面から削除する
- 常にログアウト状態にし、利用時に毎回ログインする
- 必要な通知のみ届くようにする
- スマホを手の届かないところに置く
これらに加えて、スマホ依存、SNS依存の解消を求める人に向けたスマホの機能やアプリを有効活用するのが良いでしょう。
スマホの機能を使って、特定のアプリの1日の使用時間を制限する
スマホには1日当たりのアプリの使用時間を制限する機能が備わっています。SNSアプリに限らず、動画視聴アプリなど、意図せず長時間使ってしまう他のアプリにも適用可能です。■iPhoneの「スクリーンタイム」でアプリの使用時間を制限する方法
1. 「設定」を選択
2. 「スクリーンタイム」を選択
3. 「すべてのアクティビティを確認する」を選択
4. 「よく使われたもの」の下から制限したいアプリを選択
5. 「制限を追加」を選択
6. 「スクリーンタイムパスコード」を入力
7. 制限時間を設定
8. 「追加」を選択
制限時間の5分前に「時間の確認」が通知され、制限時間を超えるとアプリの使用が制限されます。
■Androidの「Digital Wellbeing」でアプリの使用時間を制限する方法
1. 「設定」を選択
2. 「Digital Wellbeing と保護者による使用制限」を選択
3. 「ダッシュボード」を選択
4. 制限したいアプリを選択
5. 「アプリタイマー」を選択
6. 一日に利用できる時間を指定して「OK」を選択
これで、指定時間を超えるとアプリの使用が制限されます。
スマホ依存対策アプリを利用する
SNSの利用時間が減ったとしても、代わりに別のアプリを長時間使ってしまっては本末転倒ですよね。根本的にスマホ依存から脱却するという観点から、スマホ依存対策アプリを利用するのも1つの方法です。その中でもおすすめなのが、ゲーム感覚で利用できる以下のアプリです。■Forest 「Forest」は、仕事中や勉強中にスマホを触らないようモチベーションを上げるためのアプリ(有料)。設定した時間、スマホを触らずに過ごせると画面上で樹木が成長する仕組みで、スマホを触らない時間=集中した時間を可視化することができます。ユーザーがゲーム上で獲得した仮想コインは、実際の植樹活動に充てることもできます。
>iOSでのForestのダウンロードはこちら
>AndroidでのForestのダウンロードはこちら
■スマホをやめれば魚が育つ 「スマホをやめれば魚が育つ」は、スマホの使用時間をコントロールし、生産性を向上させるためのアプリです。スマホを使わない時間が長くなるほど画面上の魚が大きく成長します。特定のアプリに絞って使用を制限することも可能なので、仕事や勉強に必要なアプリを利用しながら集中することができます(iOSでのみダウンロード可能)。
>iOSでのスマホをやめれば魚が育つのダウンロードはこちら
睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」を利用する
寝る前のスマホいじりが心身に良くないことはよく指摘されていますが、この時間にSNSを長時間利用する人も多いことでしょう。睡眠に対するモチベーションを上げることが結果的にSNS断ちにつながる、という観点から、「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」を利用してみてはいかがでしょうか。ポケモンスリープは、ポケモンが登場するスマホ用の睡眠改善ゲームアプリです。 睡眠時に枕元にスマホを置くことで睡眠時間と質をトラッキングし、良質な睡眠がポケモンの成長や新しいポケモンとの出会いにつながります。 理想的な就寝時間を設定し、その通りに就寝することで「ごほうびスタンプ」を獲得できる機能も備わっています。
>iOSでのポケモンスリープのダウンロードはこちら
>Androidでのポケモンスリープのダウンロードはこちら