


本来の質問である一緒にプレイしたバンドに関してですが、全部見れませんでした。Auto Mod(写真下左)のショーを見に行くのは実は2回目なのですが、また彼らを見逃してしまったことはとっても残念でした。Neurotic Doll(写真下右)を見て、彼等はグレートでした。驚くべきヴォーカルに印象が強いステージでの存在感。チャンスがあった時に、彼等のCDを手にいれられなかった事が残念でしかたありません。


――日本のゴスとアメリカのゴスをどう比較しますか?
簡単な質問に答えるのが一番難しいと言うのはおかしなもんです。一般的にゴスは音楽的には大きく広がっています。何よりもファッションがゴスをコミュニティーとして保つ役割を果たしています。その範囲では、ゴスは外観重視です。日本人はそれを手がかりにして、実際にゴスとして素晴らしい仕事をしています。音楽に関しては、僕の聴いた日本のバンドは音楽的にもよりゴスしています。僕が聴いた他のバンドは、Art Marju Duchainです。多分、サタンと言ったものからは距離をおく必要があるのは、彼等に相応しくないと言う理由から来るのでは思われます。でも、彼等の音楽はゴスでいいものです。
――僕もデペッシュ・モードが好きですが、アメリカの多くのネオ・シンセポップ又はダークウェイヴ系バンドはデペッシュの忠実すぎるフォロアーである感があります。
言ってる事分かります。シンセポップで成功したバンドの名を挙げて下さい。デペッシュ・モード。もう一つは? 挙げられません。デペッシュのレベルで成功したシンセポップ系バンドは、見当たりません。もちろん、クラフトワークもいます。そして貴方や僕以外にシンセポップにのめり込んでいる人達と一握りのラッパーを除いて、世界はその存在を知りません。彼等がプリンスよりもモダン・ミュージックに影響を与えた事実にもかかわらず。だからシンセポップをして、人々に気に入ってもらいたければ、デペッシュのようなサウンドとなる落とし穴に入り込みやすいわけです。でも、落とし穴なのです。だって人々が好きなのは彼等のサウンドではなく、「うた」なんです。それは、デペッシュのCDで何曲がアラン・ワイルダーによって書かれているを見れば証明できます。