ミュージカル界の二大スターが競演!
この日公開された扮装写真。クロロック伯爵(山口祐一郎) |
1967年に公開された、ロマン・ポランスキー監督・出演による映画『吸血鬼』を原作としたウィーンミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』の日本版が、この夏、日本で初上演されます。吸血鬼というとなんだか退廃的なイメージですが、こちらの作品は、原題「The Fearless Vampire Killers. Or: Pardon me,but your teeth are in my neck」、(恐れを知らぬヴァンパイア・キラーたち:すみません、あなたの牙が私の首にくいこんでいるんですけど」というタイトルが示すとおり、コメディのエッセンスがたっぷり詰まったミュージカル。1997年10月にウィーンで初演の幕を開け、2000年1月までロングラン上演されました。2002年には、ブロードウェイにも進出を果たした、躍動感あふれるヴァンパイアミュージカルが、いよいよ日本で上演! 山口祐一郎、市村正親という、日本を代表するミュージカルスターが競演することでも話題を集めています。
日本初演!ウィーン初のネオゴシックミュージカル
アブロシウス教授(市村正親) |
壇上には、演出の山田和也、数百年を生きながらえ、愛と血を求める孤高のヴァンパイア=クロロック伯爵を演じる山口祐一郎、ヴァンパイア研究の第一人者でそれに生涯を捧げるヴァンパイア・ハンター、アブロンシウス教授役の市村正親、伯爵に魅せられる宿屋の娘・サラ役の大塚ちひろ、剱持たまき(ダブルキャスト)。教授の助手で頭はいいけれど、ドジな若者アルフレート役の泉見洋平と浦井健治(ダブルキャスト)がのぼり、記者やオーディエンスからの質問に回答。製作発表の最後には、アンサンブルキャストによる歌のデモンストレーションが行われました。この日、披露されたのは、2幕のラストで歌われるという「ダンス オブ ヴァンパイア」。迫力満点の楽曲で、舞台で歌われるのが楽しみです。
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